思い通りにいかないと
「かんしゃく」を起こす
お子さんがかんしゃくを起こしてしまい、せっかくのお出かけが台無しになる経験をしたお母さんは多いのではないでしょうか。お母さんもお出かけを楽しみにしていたからこそ、普段以上にがっかりしたり…。
私たちは以下のような
対応をいたします
感情コントロールの苦手なお子さん
まずは見守り、落ち着いたら「褒めます」
かんしゃくを起した時、周囲の人を叩いたり、物を投げたりしない限りは、しばらくそのまま見守ります。「何を言おうとその要求には応じられない」という態度を見せます。逆にお子さんが暴れたり泣いたりする行動をやめられたら「よく我慢できたね」と褒めます。これを何度もくり返すうちに、かんしゃくを起しても要求は通らないことを理解していきます。
感情(要求)を上手に伝えられないお子さん
気持ちの伝え方を練習します。
「気持ちの伝え方」をそのお子さんに合わせて繰り返し行います。 「ことば」での伝え方。「表情カード」での伝え方。「嫌や欲しいの手振り」での伝え方。 伝えたい気持ちが伝わると嬉しくなり、少しずつかんしゃくを起こす回数が少なくなります。
自分の気持ちがわからなくなるお子さん
「したい」ことを選んでもらいます。
絵カードなど、目で見て分かる選択肢を 2つ、3つ 提示してお子さんに選んでもらいます。 例えば集団活動で楽器演奏をする際にやりたがらずに廊下に出ようとしたら、1. 演奏に参加する、2. 先生と一緒に演奏する、3. 友だちがやるのを先生と一緒に見ている、の中から選ぶなど。 選ぶ=自分の気持ちを考えることで落ち着くことも多いものです。
かんしゃくを起こしたらチャンスです
落ち着いたら「気持ち」を言葉に。
その時の様子にもよりますが、かんしゃくを起した後に「どうした?」「どうしたかった?」「こうすれば良かったかな?」など、少しずつ声掛けをして、次につながる振り返りをします。