落ち着いて1つのことに
取り組めない
それまで集中していたのに急に立ち歩いたり、1つの活動が終わると次の活動に移らなかったり、あるいは普段からそわそわして、まわりに気をとられたり。
お母さんも「最後までやりなさい」とついつい言ってしまう。
私たちは以下のような
対応をいたします
飽きて他のことをしてしまう
集中できるもの、集中できる時間にする
壁に向かって座るなど、意識が移るものをまわりからなくします。支援に入るときも少し体を動かしてから、お子さんの好きな課題・集中できる課題。そして他の課題に入るなど、段階を踏み集中できるようにします。また、時間も1分、3分、5分とそのお子さんが集中できる時間を設定します。
なかなか次の課題に移れない
自分で課題をとりに行く
前の課題を続けたいときはなかなか次の課題に移れません。その課題の教材を片付けて、目に入らないようにします。また少し飽きているときは、次の課題に使うものを他の指導員のところに取りにいくなど、少し体を動かすことでまた集中が戻ってきます。
立ち上がったり、歩いたりする
立ち上がる原因を考える
お子さんが課題に興味を失っている場合は、興味のもてる課題を行ってから元の課題に戻ります。座ることに飽きたのであれば、机ではなく他の場所で課題に取り組むこともあります。一周して戻ってこれたら、戻ってきたことを思いきりほめます。
いつもそわそわしている
課題を最後まで見通せるようにする
その日に行う課題を「絵カード」などで視覚的にわかるようにして最初に提示します。また、その課題の目的を最初に説明することで見通しが立ち、集中しやすくなります。また、今日の課題をしたら最後には好きな遊びができるといったお楽しみを用意します。 詳しくは「放課後等デイサービスサポートブック:すぐできる支援の工夫・個別支援計画・遠隔支援の実際」(合同出版 2021年12月刊行)の「落ち着いて一つのことに取り組めない子へのかかわり方」をご覧ください。